SNSを見ていると、なぜか疲れる。
特に何か悪いことを見たわけでもないのに、画面を閉じたあとに気分が重くなる。
そんな経験はないでしょうか。
私も以前は、SNSを開くたびに少しだけ気持ちがざわついていました。
- 誰かの成功
- 誰かの怒り
- 誰かの不満
- 誰かの正しそうな意見
それらが、自分の一日と関係なく流れ込んでくる。
そして気づけば、何を信じていいのか分からない、自分の考えがぼやけている、という状態になっていました。
SNSをやめれば楽になる、という意見もあります。
でも私は、やめるのではなく、「見る情報」を選ぶことのほうが現実的で、効果が大きいと感じています。
この記事では、SNSの中で何を見て、何を見ないかをどう決めるかについて、私自身の体験をもとにお話しします。
SNSの情報はなぜ「濃すぎる」のか

SNSの情報が疲れる理由は、とてもシンプルです。
感情が強い投稿ほど、広がりやすいという仕組みになっているからです。
たとえば、
- 怒っている
- 不安をあおっている
- 強い言葉で断定している
こうした投稿は、「いいね」や「拡散」がつきやすい。
なぜなら、人の感情を強く動かすからです。
一方で、
- 冷静な意見
- 地道な体験談
- 穏やかな日常
こうした投稿は、あまり広がりません。
つまりSNSでは、現実の世界よりも「極端な声」が目立ちやすくなっているのです。
これが、SNSの情報が「濃すぎる」理由です。
私たちは、世界が荒れているような錯覚を起こしやすくなります。
でも実際の世界は、SNSほど極端ではありません。
このズレが、知らないうちに心を疲れさせます。
SNSで見るべき情報を見極める3つの基準

SNSをやめなくても、見る情報を選ぶだけで、気持ちはかなり軽くなります。
私が意識しているのは、次の3つです。
① 事実か、感情か
その投稿は、何が起きたかを伝えているのか、それとも感情をぶつけているのかを見ます。
たとえば、「〇〇という出来事があった」と書いているのは事実寄り。
「許せない」「最悪だ」「終わっている」と強い言葉が多いのは感情寄り。
感情の投稿が悪いわけではありませんが、ずっと見続けると、心が引きずられるという特徴があります。
私は、事実に近い情報のほうを優先して見るようにしています。
② その人は「体験」を語っているか
ここで言う体験とは、その人が実際にやったこと、見たことのことです。
たとえば、「私はこの方法でうまくいった」「このサービスを使ってこうなった」。
こうした投稿は一次情報です。
一次情報とは、自分の体験から出た情報のことです。
一方で、「誰かがこう言っていた」「ネットで見たけど…」というのは二次情報です。
二次情報とは、他人の話をまとめた情報のことです。
SNSには二次情報があふれています。
私は、できるだけ一次情報が多い人の投稿を見るようにしています。
③ 見たあとに、心がどうなるか
これは、とても大事な基準です。
その投稿を見たあと、
- 落ち着く
- 前向きになる
- 考えが整理される
となるのか、
- 焦る
- 比べてしまう
- イライラする
となるのか。
後者が多いなら、その情報は今の自分には合っていません。
情報は、正しいかどうか以前に、自分の心にどう影響するかが大切です。
フォローとミュートをどう使い分けるか

SNSでは、フォローしている人=自分の情報環境と言ってもいいくらいです。
私は次のように使い分けています。
フォローする人
- 見ていて落ち着く
- 考え方が参考になる
- 実体験を話してくれる
こういう人は残します。
ミュートする人
- 嫌いではない
- でも今は見ると疲れる
こういう人はミュートします。
ミュートとは、フォローは外さずに、表示だけ消す機能のことです。
これがとても便利です。
ブロックする人
- 明らかにストレスになる
- 攻撃的
- 見るたびに嫌な気持ちになる
こういう場合は、ブロックします。
これは相手への攻撃ではなく、自分の心を守るための距離です。
SNSが「情報源」から「道具」に変わる瞬間

こうして見る情報を選ぶようになると、SNSの役割が変わってきます。
以前の私は、SNSに振り回されている感覚がありました。
でも今は、必要なときに使う道具のように感じています。
- 必要な情報を探す
- 誰かの体験を参考にする
- 連絡を取る
それだけで十分です。
他人の意見に流されることが減り、自分のペースが戻ってきました。
まとめ──SNSは「見る内容」でまったく別物になる

SNSが疲れるのは、あなたの心が弱いからではありません。
どんな情報を入れているかが問題なのです。
見る情報を選べば、SNSはただの騒がしい場所ではなく、自分にとって役立つ道具になります。
少しずつで構いません。
フォローを見直し、ミュートを使い、自分の心に合う情報だけを残す。
それだけで、SNSとの付き合い方は驚くほど変わります。
そして気づいたとき、きっとこう思うはずです。
「SNSを見ているのに、前より疲れなくなった」と。

