朝、アラームを止めたついでにSNSを開き、 昼は天気アプリを確認し、夜は動画アプリを眺める。
私たちは、1日に何十回もスマホを触ります。
でも、そのたびに目に入るのは、「もう使っていないアプリ」や「何のために入れたか忘れたアプリ」。
整理しようと思いつつ、「また今度」と放置してしまう──。
これ、実は“心の散らかり”にもつながっています。
アプリの配置って、自分で決められますよね。
ということは、スマホの画面は、自分の頭の中を映す鏡のようなものとも言えるのです。
アプリが増えすぎると、画面上で視点があちこちに移るので、思考もバラバラと散らかりがちになってしまいます。
これ、意外と気づいていないか、気づいてもそのままにされることが多いです。
この記事では、私自身が試して効果を感じた 「使わないアプリを見極める3つの基準」を紹介します。
誰でもすぐにできて、しかも頭の中まで軽くなる方法です。
なぜ「使っていないアプリ」が心のノイズになるのか

私が以前スマホを整理したとき、あることに気づきました。
ホーム画面にアイコンがあるアプリのうち、半分以上をまったく使っていないことに、です。
たとえば、メモ系アプリが3つ、 天気系アプリが2つ、 ニュースアプリも複数という具合。
それぞれに便利な機能があるけれど、どれを使おうか迷ったりする。
結局なんだかんだ、使いやすいモノしか使わない、ということになるのですが…
この「どれを使うか迷う時間」が、 想像以上に脳を疲れさせています。
人は“選択肢”が多いほどエネルギーを消費する生き物だからです。
そして、使っていないアプリを見るたびに、 「そのうち使おう」「消すのが面倒だな」という 小さなストレスが積み重なります。
つまり、不要なアプリはただ容量を使うだけでなく、 脳の思考スペースまで占領しているのです。
使わないアプリを見極める3つの基準

① 最後に開いた日が「1ヶ月以上前」
まず、アプリごとの「最終利用日」を確認してみましょう。
iPhoneなら「スクリーンタイム」機能、Androidなら「Digital Wellbeing(デジタル・ウェルビーイング)」という設定で、いつ、どのアプリを使ったかが分かります。
ここで、1ヶ月以上開いていないアプリは削除候補。
「いつか使うかも」は、ほとんどの場合「今後も使わない」です。
私も以前、習慣管理アプリを3つ入れていましたが、 実際に使っていたのは1つだけでした。
思い切って残りを削除したら、スマホの画面が見違えるほどシンプルになりました。
何を使おうか迷うこともないから、作業時間の短縮にもなりました。
もし不安なら、削除せずに一旦クラウドに退避する、でも大丈夫。
一度アンインストールして、 本当に必要になったらまた入れ直す、という考え方でOKです。
② 似た機能のアプリが重複している
スマホの整理をしていてよくあるのが、「似たようなアプリが複数ある」という状態。
たとえば、
- メモアプリが3つ(Evernote、Keep、Appleメモ)
- 写真編集アプリが4つ
- タスク管理アプリが2つ
私も以前、このような“かぶり”が多く、作業するたびに「どのアプリにメモしたっけ?」と探す羽目になっていました。
この重複が多いと、アプリを開く前に迷う時間が増えます。
そして、迷うたびに脳が疲れていきます。
ここで大切なのは、「便利さ」よりも「統一感」です。
私は、メモを取るならKeepだけ、タスクを管理するならTodoistだけと決めました。
結果、頭の中も整理され、やることが明確になった感覚がありました。
同じ目的のアプリを1つに絞るだけで、決断の負担が減り、時間の質が上がります。
③ 開いても目的を果たしていないアプリ
最後の基準は、少し感覚的です。
それは、「使っている感がないアプリ」を見つけること。
例えばSNSやニュースアプリ。
なんとなく開いて、スクロールしているうちに、 気づいたら10分たっていた…という経験は、多くの人にあると思います。
でも、その後の感覚ってどうですか?
「スッキリした」よりも「なんとなく疲れた」ではありませんか?
私はこれは「目的を果たしていないアプリ」だと思っています。
開くたびにモヤッとしたり、使ったあとに疲れを感じるアプリは、もはや自分にとって必要な情報源ではありません。
こうしたアプリを思い切って削除してしまうと、本当にやりたいことに時間を使えるようになっていきます。
不要なことで悩んだり迷ったりする時間をカットできるので、精神的も安定してきます。
整理を進めるための3ステップ

ここでは、私が行ったスマホアプリの整理を進めるための3ステップを紹介します。
ステップ1:アプリ一覧を一度「全部」見てみる
ホーム画面を1枚ずつスクロールして、使っていないアプリをチェックします。
そのとき「何のアプリだったか思い出せない」ものは、削除候補として付箋アプリなどにメモしておきましょう。
ステップ2:フォルダごとに「使う」「保留」「削除」に分類
私はこの方法で、一度に60個のアプリを整理しました。
- よく使う、週1程度は使う → ホーム1画面目に残す
- 保留 → 「あとで判断」フォルダを作る
- それ以外は削除 → 必要なら再ダウンロード
保留フォルダは、1ヶ月経っても開かなければ削除対象にします。
この「時限ルール」を作ると、判断が楽になります。
ステップ3:追加するときのルールを決める
新しいアプリを入れる前に、「1つ入れたら1つ消す」というマイルールを設けます。
これを決めてから、私はむやみにアプリを増やさなくなりました。
「アプリを1つ消す」という作業もなかなか面倒だからです。
また、ホーム画面は“1画面に収める”を基本にしています。
それ以上はフォルダで整理。
これだけでも見た目のスッキリ感が全然違います。
アプリを減らすと起こる3つの変化

- 迷いが減る
開くアプリが少ないと、決断に使うエネルギーが減ります。
“考えずに動ける”ことで、一日のリズムが整います。 - 操作が早くなる
探す時間がゼロになるだけで、体感的にスマホが軽くなります。
作業効率というより、作業の流れがスムーズになる感覚です。 - 思考が静かになる
通知やSNSの波に流されなくなり、「今何をしたいのか」に意識を向けられるようになります。
まとめ:アプリ整理は、自分の優先順位を整えること

アプリを減らすことは、節約や整理のためだけではありません。
自分自身にとって大事なことに使える時間を増やすためでもあるのです。
アプリの整理は、「自分が何に時間を使いたいかを見直す行為」なんですね。
スマホの画面は、言いかえれば「自分の関心ごとの地図」です。
そこに使わないアプリが多いほど、意識が散らかっていることになります。
不要なアプリを減らすと、今の自分に必要なものがクリアに見えてくる。
それは、時間や情報だけでなく、心の優先順位を整えることにもつながります。
スマホの画面が整うと、不思議と頭の中も整います。
まずは今日、1つだけ不要なアプリを削除してみてください。
その小さな一歩が、あなたのデジタル環境を整える始まりになるはずです。

